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2016年05月28日(土):初投稿
2026年06月16日(火):ピエール瀧の後日談追記

映画「日本で一番悪い奴ら」主演:綾野剛
2016年6月25日公開。白石和彌監督×綾野剛主演による実録犯罪ドラマ。北海道警察で2002年に発覚した「稲葉事件」を題材に、腐敗していく刑事の26年間を描く。上映時間135分、R15+指定。配給は東映・日活。
映画『日本で一番悪い奴ら』 予告
原作:稲葉圭昭『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』
本作の原作は、事件の当事者である元道警刑事・稲葉圭昭が2011年に講談社から出版した手記。覚せい剤の取引や拳銃売買、そしてその背景にある警察組織の裏金問題と不祥事の実態を、稲葉自身の言葉で綴っている。
あらすじ
諸星要一(綾野剛)は、大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて北海道警の刑事となった。諸星は強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。そんな中、先輩刑事の村井(ピエール瀧)から、「刑事は点数、点数稼ぐには裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられ、暴力団と密接な関係を持ちながら、上司からの難題を次々と解決していく。やがて、裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく……。
(出典:日本で一番悪い奴ら、Wikipedia)
キャスト・登場人物相関図

諸星要一(北海道警エース)……綾野剛
黒岩勝典【S(スパイ)1(暴力団幹部)】……中村獅童
山辺太郎【S(スパイ)2(麻薬の運び屋)】……YOUNG DAIS
アクラム・ラシード【S(スパイ)3(盗難車バイヤー)】……植野行雄(デニス)
村井定夫【先輩刑事(道警随一の敏腕刑事)】……ピエール瀧
(諸星のライバル刑事)……青木崇高
(すすきの高級ホステス)……矢吹春奈
(警視庁・銃器対策室刑事)……音尾琢真
(関東大物ヤクザ)……木下隆行(TKO)
ピエール瀧 その後について
先輩刑事・村井役を演じたピエール瀧は、2019年3月にコカインの使用で麻薬取締法違反容疑により逮捕・起訴された。同年8月に執行猶予付き有罪判決を受け、2021年に映画『ゾッキ』で俳優業に復帰。以降はNetflixドラマ『全裸監督2』(2021年)、『サンクチュアリ』(2023年)、『忍びの家』(2024年)、『地面師たち』(2024年)に出演するなど、配信作品を中心に活動を続けている。地上波への露出は2026年6月現在も限定的な状態にある。
主題歌:東京スカパラダイス・オーケストラ feat. Ken Yokoyama「道なき道、反骨の。」
参考資料:稲葉事件とは
稲葉事件は、2002年7月に北海道警察の生活安全特別捜査隊班長・稲葉圭昭警部(当時)が覚せい剤取締法違反と銃刀法違反で逮捕・有罪判決を受けた事件である。北海道警察史上最大の不祥事と呼ばれる。
事件の経緯
発端は2002年7月5日、稲葉の捜査協力者だった飲食店経営者のW(当時40歳)が、自ら覚せい剤の所持を札幌北署に通報したことだった。勾留質問を行った札幌地裁の裁判官に対し、Wは稲葉が覚せい剤を使用・大量所持していると供述。道警薬物対策課は7月10日に稲葉の尿検査を実施し陽性反応を確認、同日午後に覚せい剤使用の疑いで逮捕した。北海道警察で現職警官が薬物使用で逮捕されるのはこれが初めてだった。
その後の家宅捜索でロシア製拳銃1丁と覚せい剤0.44g、さらに自宅から覚せい剤約92.9gが発見され、密売目的と判断。裁判では覚せい剤の密売益が2000年4月以降だけで4千数百万円に達したことが認定されており、密売の総益は2000万円超とされた。
事件の背景
稲葉は1976年に道警に入り、旭川中央署から1993年に新設された銃器対策室の初代捜査員の一人として配属された。8年間で約100丁近い拳銃を押収する実績を上げたが、その多くは捜査協力者との裏取引で入手し摘発を装った「首なし銃」だった。後の公判で稲葉は、約70丁が協力者から入手し摘発を偽装したものと証言している。
協力者の維持に多額の自己資金を使い、資金調達に行き詰まったことが密売への転落の直接的な要因だった。Wも長年の協力者であり、600万円の要求を断られて逆上したことで自首を選んだと、稲葉は公判で述べている。
裁判と判決
2002年11月の初公判で稲葉は起訴事実を全面的に認めた。2003年2月の第3回公判では、上司の依頼で自ら調達した拳銃を正規に押収したかのように偽装していた事実を詳細に証言。2004年4月21日、札幌地裁は稲葉に懲役9年・罰金160万円の判決を言い渡した。検察・弁護双方ともに控訴せず、判決は同年5月7日に確定した。稲葉は2011年9月に刑期を終えて出所し、同年10月に原作となった手記を出版している。
組織的関与と裏金問題
公判での稲葉の証言は組織的な問題を示唆するものだったが、道警は2003年2月の道議会答弁で組織ぐるみの偽装摘発を否定し、その後の再調査も行わないと明言した。元釧路方面本部長の原田宏二は2004年2月の記者会見で、捜査費が幹部交際費に流用されていた実態を証言。銃器対策課の捜査費が裏金化され、現場の捜査員が協力者への謝礼を自費で賄わざるを得なかった組織構造が、稲葉事件の温床になったと指摘している。
おとり捜査に絡む国家賠償訴訟は最高裁まで争われ、2013年4月に双方の上告が棄却され確定。おとり捜査の違法性は認められなかったものの、公判での偽証については違法と認定された。
(出典:稲葉事件、Wikipedia)
文責:ライターズラボ編集部(2026年06月16日(火)09:38執筆)



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