【衝撃疑惑】オードリー・ヘップバーンはスパイだった!噂の真相#2073

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2023衝撃新事実!オードリー・ヘップバーンはスパイだった!

ナチス占領下、スパイ「オードリー・ヘップバーン」の裏の顔とは!?

「公演で得たお金は、レジスタンスに寄付しました」

世界を魅了した映画「ローマの休日」のヒロインであり銀幕の妖精、オードリー・ヘップバーン。
あなたは信じるだろうか、もし彼女がスパイだと言ったら?

1993年12月24日の新聞に掲載された少女時代のヘップバーンの写真。
その上部には、世界がひっくり返る見出しが躍った。

《ミステリアスな戦時中のオードリー》

なんと、かつてオランダで、ヘップバーンが諜報活動をしていたというのだ。

さらに、その衝撃の事実を知る証言者を発見!
耳を疑う言葉が飛び出した。

「あまり知られていませんが、オードリーはレジスタンス活動をしていた可能性が高い」

レジスタンスとは「抵抗」
つまり、ヘップバーンがナチスを転覆させようと、国民的な「抵抗運動」をしていたというのだ。

さらに本人まで、ローマの休日の撮影中、スパイ活動に関して話していた。
「公演で得たお金は、レジスタンスに寄付しました」

スパイ・オードリーが誕生

ヘップバーンの友人が書いた伝記「オードリー・ヘップバーン 妖精の秘密」から。


【中古】オードリー・ヘップバーン 妖精の秘密

1929年、イギリス人として生まれたヘップバーン。
1938年、9歳の時に両親が離婚、親権は母・エラが持つことに。
1939年、イギリスとフランスがドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が開戦。
ロンドンに住んでいたヘップバーンたちも戦火に巻き込まれることに。

ここで母親のエラが、娘を守りたい一心から驚きの行動力を見せる。
戦火を逃れ、中立国のオランダのアーネムという町に、ヘップバーンと共に移住することに成功。
当時ヘップバーンと母親が最初に暮らした家が、今も残っていた。

しかし、1940年5月10日、ヘップバーンが11歳を迎えた6日後、ドイツ軍がオランダに侵攻。
娘の安全を想っての必死の移住が、逆に娘を戦争の真っ只中に立たせることになってしまったのだ。

ヘップバーンはイギリス人。
母は敵国ドイツ軍に見つからないよう、窓をふさぐなど徹底して存在を隠した。
オードリーという名前は、イギリス人の代表的な名前。
オランダの小学校に通うことになったヘップバーン。
ところが、母は転校生となるヘップバーンに、名前もエッダと変え、話す言語さえ変えさせた。
のちにヘップバーンは、当時は身の安全を考え、偽りの生活をしていたと語っている。

しかし、その異常な暮らしは、戦況の悪化と共にさらに加速していく。
ナチスによるユダヤ人の大量虐殺。
ユダヤ人は容赦なく迫害され、有無も言わさず収容所へと送り込まれていた。

そんなある日のこと、数人の青年たちが道で話していた。
すると、突然現れたドイツ兵に青年たちが捕まった。
「また連行されてしまう」そう思った。
しかし次の瞬間、全員射殺!
それを見たヘップバーンは倒れてしまった。

さらに、母からドイツ軍によって射殺された叔父の死を聞いたヘップバーン。

「戦争を1日でも早く終わらせたい」と思った彼女が参加した運動、それが「レジスタンス運動」。
占領軍であるナチス・ドイツを転覆させようという、オランダ国民による「抵抗運動」である。
ヘップバーンが決意したのは15歳の時だった。

スパイ・オードリーが誕生した瞬間である。
最初のスパイ任務の指令は、決意してすぐだった。

命がけのスパイ活動

天真爛漫・純真無垢な少女ヘップバーンは、一体どんなスパイだったのか?
かつて、ヘップバーンと同じバレエの先生に指導を受け、当時のヘップバーンを知る貴重な人物が取材を受けてくれた。
そこに、日本ではほとんど報じられなかった驚きの事実を知ることになる!

バレエ学校の後輩 ジョン・ブリーケンダールさん(68歳)≫

「ダンス学校では秘密裏に、ユダヤ人のためのニセのIDカードを作ったり、ユダヤ人を助けるための情報のやりとりなど、ドイツ軍の目を盗んで非合法的な作業をしていたんだ。オードリーもその中の一人で、機密文書を自転車に乗って運んでいたんだ。それはとても危険な任務だった」

なんと、ヘップバーンが通うダンススクールは、学校をあげてスパイ活動をしていたという。

解説員 マリヨン・デ・クラインさん(69歳)≫
「これは、機密文書を運んでいたと疑われて、ドイツ兵に撃たれた少年の写真です」

ナチスは、子どもだろうと手加減しない。
そしてそれは、スパイをする側の子どもたちも承知の上だったという。

この日もヘップバーンは、メッセージをカゴに潜ませ、スパイ活動をしていた。
向かった先はアーネム郊外。
それは、ドイツと敵対するイギリス空挺部隊が潜む森だった。

森にさしかかったその時、ドイツ兵に呼びとめられた。
スパイだとバレれば、その瞬間殺される。
カゴの中を確認されたが、なんとかバレることなく、九死に一生を得た。
実は子どもたちは、自分たちの命を守るために知恵を絞って、二重底にして秘密文書を隠し持っていたのだ。

他にも、密かに入手した武器を乳母車に隠して運んだり、ドイツ軍の戦車の数などの情報を、コルセットの間に隠しイギリス軍に渡したり、あらゆる手を使ってドイツに抵抗していたのだ。

他の少年少女と同じ諜報活動以外に、ヘップバーンは、自分にしかできないレジスタンス活動を始める。
なんとその場所は、アーネムの住宅地に今も存在しているという。

その場所は地下室にあった。
狭い階段を下りた先にあったのは、約20畳の部屋。

バレエ学校の後輩 ジョン・ブリーケンダールさん(68歳)≫
「オードリーは、秘密裏なレジスタンス活動をたくさんしていました。彼女は自分にしか出来ないこととして、バレエの小さなプライベート公演を地下室で開き、レジスタンスのための資金集めをしていたんです」

当時を物語る資料がある。
参加者・寄付の金額などが細かく記され、一つの公演に40人以上が集まっていたことがわかる。

ヘップバーンがローマの休日の撮影中、カメラの前で自ら語った言葉が思い出される。
「公演で得たお金は、レジスタンスに寄付しました」

ヘップバーン、人生最大の危機

やがて戦火が激しくなると、オランダは深刻な食糧不足になり、飢えによる死者が続出。
ヘップバーンの家でも、とうとう食べ物が底を尽いた。
家の食卓にはパンが2切れ。
しかしそれは、決して食べてはいけないパン。
スパイ任務中にナチスの目から、二重底に隠したメッセージをカモフラージュするための「命のパン」。
手をつけず、とっておかなければならない。
ヘップバーンはやがて栄養失調になり、バレエを踊る体力も失っていたが、そんな状況でも、スパイ活動を続けていた。
おぼつかない足取りで任務を遂行する。
しかしここで、ヘップバーンは人生最大の危機を迎えることになる!

イギリス人のヘップバーンは英語が堪能だったため、イギリス兵にメッセージを届ける役を担っていた。
ヘップバーンは英語で合言葉を言い、指定された場所に文書を隠す。
それはいつもと同じ作業のはずだった。
しかし、油断があったのか、それとも森に入る前から目をつけられていたのか?
声をかけられ、振り向いた先にいたのはドイツ兵だった。

いつもなら命のパンで切り抜けられるはずなのだが、この時は連行されてしまった。
そこで驚くべき光景を目にする。
そこに捕らわれていたのは、なぜか女性ばかり。
彼女たちは司令部に連れていかれた。

周りの女性たちはみな、諦めているようだった。
しかし、ヘップバーンは諦めなかった。
諦めるわけにはいかなかった。
見張りの兵が銃を置き、水筒を噴水に落として拾おうとしていたときを見逃さず、ヘップバーンはそこを逃げ出した。

ずっと続く栄養失調により、歩くのがやっとの状態。
何度も何度も足をすくわれた。
どこを走っているかもわからなかった。
それでも、ただただ走った。
一体どれくらい走ったのか、一か八かで入った小屋で倒れ込み、気を失った。

目を覚ますと、辺りは真っ暗になっていた。
疲労と恐怖で震えながら泣いた。
それから何日も、真っ暗な地下室で、ドイツ兵に見つかる恐怖に怯え、過ごした。
座っているのもつらかったので、体力を少しでも温存しようと、1日のほとんどを寝て過ごした。
飢えは、バスケットに残っていたわずかなパンとリンゴジュースでなんとか凌いだ。

スパイ少女から大女優に

ヘップバーンが小屋に隠れていた1945年、オランダがドイツに占領されて既に5年目という時期(ヘップバーン15歳)。
ナチスの戦車の轟音が響く中、小屋での逃亡は3週間が過ぎていた。
これまで遠くで鳴っていた砲撃音が、ヘップバーンの小屋まで徐々に近づいてきていた。
「とうとう隣りまで来た。このままここに居たら今度こそ殺される!」
ヘップバーンは意を決して小屋から逃げ出した。
そして、母の待つ自宅まで戻ることが出来た。

それから1ヶ月後の1945年5月、ドイツ軍降伏。
多くの犠牲者を出し、オランダは解放された。
それは、スパイ少女・エッダの終わりであり、女優オードリー・ヘップバーンの始まりでもあった。
ヘップバーンはこう語っている。


「自由と、健康と、人間の生命に、おそろしいほど尊厳を感じるようになったんです」

世界的女優になってもなお、慈善活動を行い、その生涯を捧げた。
スパイとして生きた少女時代があってこそ、大女優オードリー・ヘップバーンは生まれたのかも知れない。

[出典:2016年11月30日(水)「実録!THEスパイ!!世界の歴史を変えた!コレがスパイの正体SP」]

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