今日使える雑学~神田神保町の古本屋が片側に集中している理由#775-0116

雑学・豆知識

神保町の古本屋が通りの片側に集まったやさしい理由とは?

26

”世界にここだけ!街の半分を本屋にしたやさしい思い”

古本屋の街、千代田区神田神保町。

地下鉄神保町駅から半径1kmの中に、約160店舗の古本屋が立ち並んでいます。

中でも一番密集しているのが、靖国通り沿い。

この通りだけでも、40店舗あるのですが……

通りの左側と右側、よく見てみると、古本屋が通りの片側に集中しています。

28

片側に集中しているのは、昔から変わらないやさしい理由からなのですが、それは何でしょうか?

創業から101年、悠久堂書店の四代目店主・諏訪雅也さんに聞きました。

「本が傷みにくいように北側を向いているといわれています」(諏訪さん)

太陽が強く差すお昼ごろになると、古本屋が並ぶ側は、暗く日陰になっています。

29

つまり、多くの古本屋は、太陽を背にするように北側を向いて建てられているのです。

本は、太陽の光を浴びると焼けてしまい、歪んだり色が変わったりと、すぐに傷んでしまいます。

そこで、太陽の光から守るために、あえて集中して片側に建てられていたのです。

30

[出典:2016年04月05日「やさしい人なら解けるクイズやさしいね」]

コメント

タイトルとURLをコピーしました