ん廻し(んまわし 別題:運廻し)の後半部分の噺。通しで演じられることは少ない。
前半は寄合酒、後半は田楽食い(でんがくぐい)の演題で独立して演じるのが通例となっている。
あらすじ
暑気払いで、兄貴分が貧乏な長屋の連中を集め、豆腐屋から木の芽田楽を届けさせ皆の衆にふるまおうとする。
ただ食うだけじゃ芸がないってんで『隠し芸』でもやってもらおうじゃねえかということになる。
ところが、おなぐさみ程度の芸で面白くもなんともない。そこで兄貴分、思いついたのが『ん廻し』
言った言葉の中含まれる『ん』の数だけ、田楽が喰えるというお遊び。
大した芸もできない連中だが、この時とばかり『ん』の付く言葉を連発するのだが……
二代目桂小南師匠の珠玉の一席をお楽しみ下さい。
木の芽田楽(豆腐田楽)
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