神保町の古本屋が通りの片側に集まったやさしい理由とは?
”世界にここだけ!街の半分を本屋にしたやさしい思い”
古本屋の街、千代田区神田神保町。
地下鉄神保町駅から半径1kmの中に、約160店舗の古本屋が立ち並んでいます。
中でも一番密集しているのが、靖国通り沿い。
この通りだけでも、40店舗あるのですが……
通りの左側と右側、よく見てみると、古本屋が通りの片側に集中しています。
片側に集中しているのは、昔から変わらないやさしい理由からなのですが、それは何でしょうか?
創業から101年、悠久堂書店の四代目店主・諏訪雅也さんに聞きました。
「本が傷みにくいように北側を向いているといわれています」(諏訪さん)
太陽が強く差すお昼ごろになると、古本屋が並ぶ側は、暗く日陰になっています。
つまり、多くの古本屋は、太陽を背にするように北側を向いて建てられているのです。
本は、太陽の光を浴びると焼けてしまい、歪んだり色が変わったりと、すぐに傷んでしまいます。
そこで、太陽の光から守るために、あえて集中して片側に建てられていたのです。
[出典:2016年04月05日「やさしい人なら解けるクイズやさしいね」]
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