更新日:2026年5月13日
YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)の基本情報を補足し、番組で紹介された5タイプ分類と正式な検査内容を混同しないように整理しました。
タイプ分け診断 心理学ですべての人間は5タイプに分けられる!!
「ホンマでっか!?TV」で紹介されたタイプ分け診断です。
番組では、心理学者・心理評論家の植木理恵先生と、異常心理評論家の杉浦義典先生が、独自の方法を交えながら出演者の性格タイプを分類していました。
その方法のもとになっていたのが、矢田部ギルフォード性格検査です。
矢田部ギルフォード性格検査


矢田部ギルフォード性格検査、いわゆるYG性格検査は、アメリカの心理学者J.P.ギルフォードの性格検査をもとに、日本で矢田部達郎、辻岡美延らによって標準化された質問紙法の性格検査です。
一般用では120項目の質問に回答し、抑うつ性、気分の変化、劣等感、神経質、客観性、協調性、攻撃性、活動性、のんきさ、思考的外向性、支配性、社会的外向性などの12尺度から性格傾向を見ていきます。
番組では、この考え方をもとに、出演者を次の5種類に分類していました。
①ディレクター(安定・外向的)
②カーム(安定・内向的)
③ブラックリスト(不安定・外向的)
④エキセントリック(不安定・内向的)
⑤アベレージ(平均的)
左右の軸の「安定・不安定」は、精神的・感情的に安定しているかどうかを表します。
上下の軸の「外向的・内向的」は、関心が外に向きやすいか、自分の中の基準や世界を大事にしやすいかを表します。
分類の方法は、自己評価ではなく、他人から見た長所・短所をもとに診断するというものでした。番組では、共演者やスタッフなど約60名以上へのアンケートをもとに、出演者を診断しています。
5つのタイプに優劣はなく、あくまで個性として見るものです。いろいろなタイプの人がいることで、組織やクラスのバランスが生まれるという説明もされていました。
なお、「ディレクター」「カーム」「ブラックリスト」「エキセントリック」「アベレージ」という呼び方は、番組向けにわかりやすく整理された分類です。正式なYG性格検査の標準的な型名そのものではないため、テレビ番組内のタイプ分けとして楽しむのがよいでしょう。
カーム(安定・内向的)
安定していて、自分の内側にある基準や世界観を大事にする人たちが、カームタイプです。
イメージとしては、一部に熱狂的なファンがいるカリスマ的な哲学者。出演者で言えば、生物学の池田清彦先生、ブラックマヨネーズの吉田敬さん、マツコ・デラックスさんの3人がこのタイプとされていました。
カームタイプの具体的な特徴
- 自分の中に哲学がある
- 決めつけが強い
- 頑固なところがある
- なかなか動き出さない
マツコさんについては、マネージャーから「ゴミの分別が完璧」「ペットボトルのふたまで分ける」といったエピソードが紹介されていました。自分の中に哲学があり、それを崩さないタイプだということです。
磯野貴理子さんからは、マツコさんが整形した人にすぐ気づくという話も出ていました。「整形は許さない」という哲学がある、という見方です。また、食事のときやいい男がいると態度が変わるという話も、好き嫌いの哲学がはっきりしている例として紹介されていました。
吉田さんについては、奥様から「弱い者いじめをしない」「上下関係を大事にする」「無視をされてもあいさつを続ける」といったエピソードが挙げられていました。
池田先生の口癖である「面倒くさい」も、単なる怠けではなく、「頑張らないという生き方」という自分の哲学として説明されていました。
カームタイプは、自分の中にしっかりした世界観があるため、周囲からの意見に簡単には流されません。その一方で、自分が納得しないと動き出しにくい傾向もあるようです。
組織の中では、誰もが空気を読みすぎて方向性がぶれそうなときに、カームタイプの揺るがない基準がガイドになることもあるそうです。
ディレクター(安定・外向的)
精神的に安定していて外向的なタイプが、ディレクタータイプです。簡単に言えば、太陽のように輝く、気配り上手なリーダーです。
出演者で言えば、印象評論家の重太みゆきさん、環境学の武田邦彦先生、磯野貴理子さん、美肌評論家の森智恵子先生、法律の堀井亜生先生、加藤綾子アナウンサーの6人がこのタイプとされていました。
ディレクタータイプの具体的な特徴
- とても積極的
- 自分に自信がある
- 押しが強い
- 恥じらいが少ない
恥じらいの少なさが、積極的に前に出る原動力になっていると説明されていました。「自分の考えを他の人に伝えたい」という気持ちが強い傾向があります。
マツコさんから磯野さんについては、「とにかくめげない、打たれ強い」という意見が出ていました。ブラックマヨネーズの小杉さんからは、磯野さんに「ウソをつくところがある」という指摘もありましたが、これは話を盛って人を楽しませたい気持ちが強いからだと説明されていました。
加藤アナウンサーや重太さんについては、モテ仕草を堂々と実演する姿が、ディレクタータイプらしい積極性として紹介されていました。
森先生については、夫から「じっとしている時がない」と言われるほど、積極的に活動しているとのこと。重太さんについても、娘さんから「好きなチームを敵陣でも応援する」といったエピソードが紹介されていました。
堀井先生については、夫から「ケンカをしても、事の大小を問わず謝らない」という話があり、自分に自信があり、押しが強い一面として説明されていました。
ディレクタータイプには、管理職に向いているような適応力や行動力がある一方、場合によっては積極性が強く出すぎて攻撃的に見えることもあるそうです。
エキセントリック(不安定・内向的)
エキセントリックタイプは、内向的で不安定な傾向を持つタイプです。番組では、自分の世界にこもる「自分大好き不思議ちゃん」のようなイメージで紹介されていました。
出演者で言えば、経済評論家の門倉貴史先生と、異常心理評論家の杉浦義典先生がこのタイプです。
エキセントリックタイプの具体的な特徴
- 心配性
- ストレスをため込みやすい
- 好きなことだけはコツコツやる
- マイスペース、マイワールドを崩さない
ブラックマヨネーズの吉田さんから門倉先生については、「観客の反応をとても気にする」という指摘がありました。自分の言動に不安があるため、周囲の反応を気にしやすいという説明です。
小杉さんからは、門倉先生がさんまさんに色々仕掛ける根性があるという話も出ていました。予測できないことが苦手なため、準備を入念にしてくる、リハーサルのリハーサルまで行うという見方です。
杉浦先生が急に大胆に散髪するのは、ため込んだストレスを発散するためではないか、という話もありました。2011年に門倉先生が突然ブログで番組降板を発表し、その後自ら人生相談に出演した「門倉の変」も、同じ傾向として語られていました。
堀井先生から杉浦先生については、「学者で、見た目を気にしない」「レジ袋をカバン代わりにしていたのに驚いた」というエピソードが紹介されていました。
また、メイク担当者から門倉先生について「夏は必ず日焼け止めを塗っている」という話も出ていました。
内向的で不安定なため、突然変わった行動をする場合があります。一方で、オリジナルなものを作る力があり、自分の感情が動きやすい分、人の感情にも気づきやすく、優しい人が多いとも説明されていました。
性格には変わりやすい部分と変わりにくい部分があります。番組では、「外向的・内向的」「安定・不安定」は比較的変わりにくい傾向として紹介されていました。ただし、検査やタイプ分けの結果だけで人を固定的に判断するのは避けたほうがよいでしょう。
ブラックリスト(不安定・外向的)
ブラックリストタイプは、不安定で外向的なタイプです。番組では、しゃしゃり出て気分にムラがある「ロックな破壊屋」と表現されていました。
出演者で言えば、心理学の植木理恵先生がこのタイプです。
ブラックリストタイプの具体的な特徴
- 喜怒哀楽が激しい
- すぐに気が変わる
- 行動が人目を引く
- 表現方法がオーバー
医療評論家のおおたわ史絵先生から植木先生については、「外見のイメージと内面のギャップがある」「可愛らしいのに中身はドロドロ」といった意見が出ていました。
植木先生と杉浦先生は、東京大学大学院時代の先輩・後輩の関係です。相手にわかるまで伝えたい気持ちが強く、表現方法がオーバーになりやすいという説明もされていました。
感情の起伏が大きい分、大胆な冒険や行動ができるため、不安定な時代にみんなを引っ張っていける行動力があります。
番組では、織田信長もブラックリストタイプではないかという例が挙げられていました。ただし、歴史上の人物の性格分類はあくまで推測として見るのがよさそうです。
アベレージ(平均的)
アベレージタイプは、全体的に平均的なバランスを持つタイプです。番組では「大いなる凡人」と表現されていました。
出演者で言えば、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんと、医療評論家のおおたわ史絵先生がこのタイプです。
アベレージタイプの具体的な特徴
- 空気を読む
- 人に合わせてしまう
- 社会的な常識がある
- なかなか本音を言わない
武田先生から小杉さんについては、「体は大きいが大勢の中では姿を消せる」という意見がありました。吉田さんからおおたわ先生については、「空気を読む力がタレント以上にある」と評されていました。
マツコさんから小杉さんについては、「お互いの距離感を崩さない」という話も出ていました。アベレージタイプは空気を読む力があるため、混乱した場面で話を元に戻す力があります。
小杉さんの奥様からは、「お風呂の間にバスタオルを用意すると、毎回『タオルありがとう』と言う」というエピソードが紹介されていました。
いろいろなタイプの人と同じ距離にいるため、周囲の人をよく見ることができます。その分、気配りができる一方で、自分の本音を出しにくくなることもあるようです。
さんまさんはどのタイプ!?
いろいろ検討した結果、さんまさんは「エキセントリック」と判定されていました。
磯野さんからは、さんまさんについて「ハニートラップにかかりやすい」という意見が出ていました。番組では、トラップに引っかかりやすい人は精神的に不安定な傾向がある、という説明がされていました。
また、眠れない人は情緒が不安定になりやすく、沈黙の不安から話の間を鼻歌などで埋める傾向があるとも紹介されていました。
さんまさんのマネージャーからは、「やたら漂白をする」というエピソードが出ていました。汚れを強く気にすることは、心配性や不安の表れの一つとして説明されていました。
杉浦先生にも昔から漂白癖があり、門倉先生も現金を触ったら手を洗うそうです。
さんまさんの楽しみ方は、割とインドア的でもあるとのこと。番組では、さんまさんが面白いのは、エキセントリックな人がディレクターの仕事をしているからではないか、という見方が紹介されていました。
エキセントリックだからこそ、学術的な話をしっかり聞き出せる。組織は、すべてのタイプの人間がいることで魅力が出てくる。中心のさんまさんがエキセントリックだから、番組がマンネリ化せず、先が読めず、面白いのではないかと杉浦先生は分析していました。
お笑い界のビッグ3であるビートたけしさんやタモリさんも、エキセントリックタイプかもしれないという話も出ていました。
あなたはどのタイプになりますか?
[出典:2015年10月14日(水)「ホンマでっか!?TV 」]
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