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ハリウッドザコシショウ R-1ぐらんぷり2016振り返り決勝ネタ書き起こし #2,378-0620

お笑い

更新履歴
2016年03月07日(月):初投稿
2026年06月20日(土):基本情報(本名・生年・年齢)を追記。決勝の対戦相手・司会・審査員・エントリー総数など大会データを補足。逐語の文字起こしをネタ構成の解説に書き換え。優勝後の歩み(ドキュメンタル制覇、R-1審査員就任など)を新セクションとして追記

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R-1ぐらんぷり2016優勝 ハリウッドザコシショウとは

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「ルール無用のお笑い超人」と呼ばれたハリウッドザコシショウ(本名・中澤滋紀、1974年2月13日生まれ、静岡県清水市出身)が、2016年3月6日に生放送された「R-1ぐらんぷり2016」で初優勝しました。過去最多となる3786人がエントリーした大会の頂点に立ち、芸歴24年目・42歳での戴冠はR-1史上最年長記録となりました。

R-1には2005年から出場を重ねてきましたが、長く決勝の壁を越えられずにいました。独自の芸風を貫き続けた末に、この年ようやく初めて決勝の舞台に立ち、そのまま優勝までたどり着いています。

準決勝・1stステージのネタ

登場はいつものスタイルでした。カウボーイハットにパンツ一丁という姿で現れ、寒さをにじませる挨拶から「モノマネは2兆個ある」と宣言してネタに入っていきます。ザコシショウのモノマネは「誰かに似ているか」を競うものではありません。本人の特徴を極端に増幅させたり、すでに使い古された定番のモノマネをあえてやり直したりして、原型から大きく崩れていく過程そのものを笑いにする芸です。

キンタロー。の再現

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女性芸人キンタロー。による前田敦子のモノマネを、さらにザコシショウ流に再現していくネタです。途中で向きを変えて何度もやり直し、言葉になっていない発声と激しい動きで原型を崩していきました。「酔っ払っていない」と断りを入れる定番のひと言も挟みつつ、テンポよく次のネタへ移っていきます。

誇張・「やりつくされた」シリーズ

続けて披露されたのが、お笑いコンビや有名タレントを題材にした連作でした。まず「恥も外聞もなく」と前置きしてオリエンタルラジオを下敷きにしたネタ、続いてアンタッチャブル・山崎弘也を題材にした「誇張しすぎたザキヤマ」。ここでは「普通のザキヤマ」をひと言で示したうえで、それを極限まで誇張したバージョンを轟音のような発声で叩きつけ、落差で笑いを作りました。

「やりつくされた近藤真彦」では帽子を脱いでスキンヘッドを見せ、独特の身ぶりを交えて崩したモノマネを展開。「やりつくされた武田鉄矢」では代表作の名台詞を題材に、手を回しながら言葉を溶かしていきました。

誇張しすぎた野々村元議員ほか

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当時話題になっていた元県議の号泣会見をモチーフにしたネタでは、目を見開いて両手を振り回し、最後に手を耳へ当てる動きで強烈な印象を残しました。さらにフリップを使った「やばいサラリーマン」、ホラー風の効果音だけで構成した小ネタと畳みかけ、独特の掛け声で締めくくっています。

あまりのインパクトに、司会の宮迫博之は「あいつ、テレビ出たらアカン奴やん!」とコメント。審査員席の間寛平も「この後できへんのよ、誰ができるの?」と、続く出演者への影響を口にするほどでした。

ファイナルステージ決勝戦のネタ

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決勝のファイナルステージは、Aブロックを勝ち抜けた小島よしお、Cブロックを制したゆりやんレトリィバァとの3人による争いでした。ザコシショウは再びカウボーイハットにパンツ一丁の姿で登場し、寒さをにじませる挨拶と「モノマネ2兆個」の宣言から、得意の連作に入っていきます。

やりつくされた森進一

スキンヘッドで「森進一」の定番モノマネを題材にしたネタです。前に進んでフレーズを歌い、後ろへ下がって謎の効果音を入れる動きを反復し、独特の吸い込むような発声を強調していきました。「もう酔っ払っている」という決めの言葉で次へ移ります。

誇張しすぎた木村拓哉

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まず「普通の木村拓哉」の代表的な言い回しを短く示し、続いて「誇張しすぎた木村拓哉」として同じ台詞を極端に引き伸ばしました。語尾が崩れていく落差で笑いを取る、シリーズの王道パターンです。

誇張しすぎたジャパネットたかた

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通販番組でおなじみの口上を題材にしたネタです。「普通の」高い声によるアナウンスを示したあと、「誇張しすぎた」バージョンとして極端に低い声へ振り切り、声色の落差そのものを見せ場にしました。

やりつくされた長渕剛

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両手を前に伸ばし、首を前後に振りながら歩いて登場するという身ぶりで、長渕剛のステージを思わせる動きを誇張。歌詞の体裁をなぞりつつ、最後はメロディーだけが残る形に崩していきました。

まんが日本昔ばなし

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昔話の語り口を題材に、登場人物たちが「あんころもちが食べたい」と言い合う場面を、しゃがれた声で何度も重ねていくネタです。同じやり取りが繰り返されるごとに熱量が増していき、独特の高揚感を生んでいました。

古畑任三郎(ハンマカンマー)

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ラストは、刑事ドラマのテーマ曲を口で再現していくおなじみの「ハンマカンマー」。会場からは登場前から大きな拍手が起き、ザコシショウの代名詞とも言えるネタで決勝を締めくくりました。お決まりの「お察しします」と一礼で、ステージを終えています。

ファイナルステージの審査結果は、ザコシショウが16ポイントを獲得。小島よしお(4ポイント)、ゆりやんレトリィバァ(1ポイント)を圧倒的な差で抑え、初優勝を決めました。優勝賞金は500万円。副賞として全国ネットの冠番組とニューカレドニア旅行が贈られています。

優勝後のハリウッドザコシショウ

R-1優勝後、ザコシショウの活動はさらに広がりました。松本人志が手がける即興お笑いサバイバル「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」ではシーズン5(2018年)、シーズン7(2019年)、シーズン10(2021年)の3度にわたって優勝。圧倒的な発声と崩しの芸で、独自の存在感を確立しています。

2021年に大会形式を一新した「R-1グランプリ」では審査する側に回り、自身が頂点に立った舞台で審査員を務めるようになりました。かつて長く決勝に届かなかった芸人が、優勝を経て大会を支える立場へと移っています。

文責:ライターズラボ編集部(2026年06月20日(土)16:10執筆)

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