★月亭方正/大安売り

月亭方正

大安売り(おおやすうり)は、上方落語の演目の一つ。

概略

長らく埋もれていたのを、昭和40年代後半に長老の橘ノ圓都が若手に伝授したネタである。
比較的軽い話でクスグリも多く、上方では多くの演じ手がいる。
桂三枝(現・六代桂文枝)も若いころは好んで演じており、その音源がレコード化された。
現在では、三遊亭歌武蔵が十八番としている。
なお、上方落語で相撲を題材とした演目は、ほかに「鍬潟」、「花筏」(東京では「提灯屋相撲」)、「相撲場風景」などがあり、今日でもよく演じられている。

あらすじ

近所の若い者が、向こうから通りかかってくる町内出身の関取「玉二つ」に声をかける。
「もし、関取。」
「これはこれは、町内の若い衆でごんすかい。」
「この前の場所はどないでした。」
「いやあ、勝ったり負けたりでごんす。」
「どや、ええ、なかなか言えるもんやないで。こんだけ勝ちましたなんて自慢せえへん。勝ったり負けたり。て、言うことが憎いなあ。こういうの贔屓にしたらなあかん。……で、初日はどないでした。」
と聞くが、全戦全敗である。
「せやけど、勝ったり負けたり言うたやないか。」
「いやあ。むこうが勝ったり、こちらが負けたりでごんす。」
「あ……そうか。」とあきれてしまう。
では次の場所はどうかと聞くと「全日土つかずで。」との返事。
「おい。えらいがな。こんどはしっかりみんな勝ちよったで。こういうの贔屓にしたらなあかん。」
「いやあ。休場していたのでごんす。」
「ンな。あほな。……あんたもう関取やめなはれ。」
「それも考えたのでごんすが、親方に聞くと、お前に今やめられたら困る。お前おらなんだら誰がちゃんこ鍋作るんじゃいときつうとめられました。」
「あ、料理番でかいな。もう情けないなあ。」
「はい。私もこのままではいかんと思い、親方の勧めで、心機一転、シコ名を改めるでごんす。」
「それがええわ。で、どんなシコ名にしたんでっか。」
「はい。親方も色々考えてくれまして、今場所から『大安売り』というシコ名にしたでごんす。」
「何じゃケッタイな名やなあ。『大安売り』て。何でまたそないない名にしたんでっか。」
「これからは誰にでも気前よう負けてあげます。」

プロフィール

月亭 方正(つきてい ほうせい、1968年2月15日 – )は、日本の落語家、お笑いタレント。
本名・旧芸名:山崎 邦正(やまさき ほうせい)。
兵庫県西宮市出身で大阪府在住。よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本部所属。
NSC6期生。身長168cm。既婚であり、息子が1人と娘が2人いる。立正大学心理学部卒業。
愛称は、山ちゃん、ほうせい(主に先輩芸人が使用)、ザキさん(提案者とされる加藤浩次を始め、ナインティナインやココリコなど後輩が主に使用)、方正さんとも呼ばれる。嫁からの呼び方はパパ、ふっちゃ。
2013年1月より芸名を本名・山崎邦正から、高座名「月亭方正」に改名。
上方落語協会会員。出囃子は「ヤマザキ一番」。

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