高校の音楽教科書にJ-POP?「まさかの選曲」が突きつけた違和感の正体
「え、これ教科書に載るの?」
そんな驚きの声が、X(旧Twitter)で話題になりました。投稿者「@Umi_higesnow」さんが紹介したのは、高校の音楽の教科書に掲載されていた楽曲たち。
・Pretender
・Smile
・残酷な天使のテーゼ
このラインナップ、正直かなり“攻めてる”。
SNSでは「面白い!」という声もあれば、「いや、それでいいの?」という違和感も噴出しています。
この記事では、この3曲がなぜ選ばれたのかを“歌詞・音楽性・時代性”からガチ考察しつつ、賛否両論の意見を分解していきます。
なぜこの3曲?選定理由をガチ考察してみた
■「Pretender」:恋愛ソングの皮をかぶった“自己認識の物語”
Official髭男dismの代表曲「Pretender」。
一見ただの失恋ソングに見えるけど、実はかなり“哲学的”。
「君とのラブストーリーは予想通り」
「グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない」
ここで描かれているのは、“選ばれなかった自分”を受け入れる物語。
つまりこれは、
👉 「他者との関係性の中で自己をどう認識するか」というテーマ
音楽教育的に言うと、
感情表現(ダイナミクス)
ポップスのコード進行
現代的な歌詞解釈
を学ぶ教材としてかなり優秀。
しかもサウンド面では、R&Bやソウルの要素も含まれていて、「ただのJ-POP」ではない深さがある。
→ コメントにもあった「ブラックミュージックっぽい」という指摘、実はかなり本質的。それな、ってやつ。
■「Smile」:優しさの押し売りではない、“共感の設計図”
櫻井和寿による「Smile」。
この曲のすごさは、“押しつけない優しさ”。
「誰かの笑顔が誰かを救う」
みたいな単純な構造ではなく、
👉 「不完全な自分でも、誰かにとって意味があるかもしれない」
という、現代的な価値観を提示している。
音楽的には
シンプルな構成
メッセージ重視の歌詞
日本語のリズムと旋律の関係性
を学ぶ教材として機能する。
つまりこれは、
👉 “言葉と音楽の関係”を学ぶための楽曲
■「残酷な天使のテーゼ」:神話と哲学を背負ったアニソンの頂点
新世紀エヴァンゲリオンの主題歌。
これ、実は音楽教材としてかなりレベル高い。
聖書的モチーフ
存在論的テーマ(私は何者か)
複雑なメロディライン
特に注目すべきは歌詞。
「少年よ 神話になれ」
これ、普通に哲学。
👉 「個の確立と自己超越」というテーマ
音楽的にも
転調
音域の広さ
リズムの難しさ
があり、「歌うのが難しい」という点も教材として価値がある。
SNSの批判、実は全部“正しい”
寄せられているコメント、どれも一理あるんですよね。
ここからは、それぞれの意見の「長所」と「短所」を整理します。
■①「若者に媚びてるのでは?」
長所
教育の本質(流行に流されない)を守ろうとしている
一時的な人気に依存しない視点
短所
現代文化を軽視している可能性
「今の音楽=浅い」という偏見
👉 実際、Pretenderの構造はかなり高度。
“媚び”ではなく“進化”とも言える。
■②「古典音楽をもっとやるべき」
長所
音楽の歴史的文脈を重視
長期的な学びを促す
短所
興味を持たれないリスクが高い
「入口」を失う可能性
👉 教育って、“好きになるきっかけ”が超重要。
いきなりクラシックはハードル高すぎる問題。
■③「高校生はそもそも歌わない」
長所
現場感のあるリアルな指摘
教材と実態の乖離を示している
短所
「だから無意味」と結論づけるのは早い
鑑賞教材としての価値を無視している
👉 今の音楽教育は「歌う」だけじゃない。
“聴く・考える”も重要な要素。
教科書制作側の“本当の狙い”とは?
ここ、めちゃくちゃ重要です。
結論から言うと、
👉 「音楽を“自分ごと化”させるため」
だと思われます。
■①入口としてのポップス
いきなりクラシックだと、
👉「つまんない」で終了する可能性が高い
でもJ-POPなら
👉「知ってる!」から入れる
これは教育としてめちゃくちゃ合理的。
■②現代の“言語”としての音楽
音楽って、
👉その時代の“言葉”なんですよね
昭和 → 歌謡曲
平成 → J-POP
令和 → ミクスチャー、グローバルサウンド
つまり、
👉 現代音楽を学ぶこと=現代社会を理解すること
■③考察する力を育てる
今回の3曲、全部共通しているのは
👉 「解釈の余地がある」
Pretender → 自己と他者
Smile → 共感と存在価値
エヴァ → 存在論
つまり、
👉 “正解のない問い”を考えさせる教材
なんですよね。
結論:これは「媚び」ではなく「進化」
今回の議論、ざっくりまとめると
批判側 → 伝統・体系を重視
選定側 → 共感・現代性を重視
どっちも正しい。
ただ、これからの教育に必要なのは
👉 「興味→深掘り」の導線設計
いきなりベートーヴェンじゃなくていい。
でも、最終的にそこに繋がる導線は必要。
今回の3曲は、
👉 その“入口”としてめちゃくちゃ優秀
なんです。
正直、この問題が刺さる人
学校の授業に違和感あった人
音楽を「なんとなく」で終わらせたくない人
エンタメを深く考察するのが好きな人
こういう人にはめちゃくちゃ刺さるテーマ。


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